# 暗号の仕組み — 盗み見られても大丈夫にする

> レベル: 初級 ／ 対象: 大人
> 出典: Kotowary — https://kotowary.com/learn/units/cryptography?level=beginner&audience=adult
盗み見られても中身が分からないようにする——その土台が**暗号**です。鍵で施錠・開錠する、と捉えましょう。

## 鍵で施錠・開錠する

- **暗号化** — 平文（読める文）を、鍵を使って暗号文（読めない文）に変える
- **復号** — 暗号文を、鍵を使って元に戻す

大事なのは、**秘密にするのは「鍵」だけ**で、アルゴリズム（方式）は公開・検証されたものを使うこと。「秘密の方式だから安全」は間違いです。

## 大きく2種類

暗号の鍵の持ち方で、2つに分かれます。

- **[共通鍵暗号](/learn/units/symmetric-key)** — 施錠も開錠も**同じ鍵**。速いが、鍵の受け渡しが課題
- **[公開鍵暗号](/learn/units/public-key)** — **2つの鍵**（公開鍵で施錠、秘密鍵で開錠）。鍵の受け渡し問題を解く

実際には、この2つを**組み合わせて**使います（各記事へ）。

## 暗号でできること

- **通信の暗号化** — HTTPS（盗聴・改ざんを防ぐ）
- **保存の暗号化** — 盗まれても読めないように
- **本人確認・改ざん検知** — 電子署名・ハッシュ

守る性質でいえば、暗号は主に**機密性**を、署名・ハッシュは**完全性・真正性**を担います。

## ⚠️ 落とし穴

- **鍵の管理** — 暗号の強さは、結局**鍵をどう守るか**で決まる
- **自作暗号** — 検証されていない方式は穴だらけ
- **古い方式** — 時代とともに破られる。アルゴリズム・鍵長は更新が必要
