# Git — 変更履歴を記録して、いつでも戻れる

> レベル: 初級 ／ 対象: 大人
> 出典: Kotowary — https://kotowary.com/learn/units/git?level=beginner&audience=adult
作ったファイルを安全に育てる土台が、**変更履歴を記録する**＝Gitです。

## これは何をする係？

Gitは、ファイルの**変更の履歴**を記録する道具（※1 バージョン管理）です。ゲームの**セーブポイント**を何度でも作れて、いつでも好きな地点に**戻れる**イメージ。

記録した1つ1つの地点は※2 リポジトリという「作業場所ぜんぶの記録箱」にたまっていきます。上書きで前が消えるのではなく、**過去の状態がそのまま残る**のが肝です。

**登場人物メモ**:

- **※1 バージョン管理** — 変更の履歴を記録し、前の状態に戻せるようにする仕組み
- **※2 リポジトリ** — ファイルと、その全履歴を保管する箱

## 仕事の流れ

1. ファイルを**編集する**（いつも通り書く）
2. きりのいいところで**記録する**（＝コミット。「ここまでできた」の目印）
3. さらに編集して、また記録する…を繰り返す
4. まずくなったら、**前の記録に戻す**

こうして「セーブ→編集→セーブ」を積み重ねると、作業の**すべての節目**が残ります。

## なぜ嬉しいのか

- **消えない** — 記録した地点はずっと残る（うっかり上書きで泣かない）
- **戻れる** — おかしくなっても、動いていた地点にすぐ戻せる
- **たどれる** — 誰がいつ何を変えたか、履歴で分かる
- **試せる** — 本番を壊さず、枝分かれさせて実験できる

1人でも「戻れる安心」が大きく、複数人ならなおさら効いてきます。

## ⚠️ うまくいかないとき

- **記録し忘れ** — コミットしていない変更は履歴に残らず、戻れない
- **記録が大きすぎる** — 一度にまとめて記録すると、どこで壊れたか分かりにくい（こまめに）
- **同じ所を同時に変更** — 複数人が同じ行を別々に直すと、あとで衝突が起きる（中級で扱う「コンフリクト」）

しくみの続き（コミット・ブランチ・マージ）は中級で。翻訳の話とセットで読むなら[プログラムが動くまで](/learn/units/how-programs-run)もどうぞ。
