# VPC — クラウドの中に持つ 自分専用の区画

> レベル: 初級 ／ 対象: 大人
> 出典: Kotowary — https://kotowary.com/learn/units/vpc?level=beginner&audience=adult
[クラウド](/learn/units/cloud) は多くの利用者が同じ設備を共有します。その中で「ここからここまでは**自分の場所**」と塀で囲うのが **VPC**（Virtual Private Cloud）です。

## これは何をする係？

VPC は、クラウドの中に持つ**自分専用の区画**——他の利用者と**論理的に隔離**された仮想ネットワークです（※1 論理的に隔離）。

たとえるなら、大きな共有地の中に**塀で囲った自分の土地**を持つイメージ。中に何をどう置くかは自分で決められ、外との出入り口も自分で管理します。

**登場人物メモ**:

- **※1 論理的に隔離** — 物理的に別の機械ではなく、設定で仕切られて互いに見えない状態
- **※2 サーバ** — Webやデータベースなど、区画の中に置く働き手

## 仕事の流れ

1. クラウドの中に**自分の区画（VPC）**を用意する
2. 用途ごとに区画を**小分け**にする（公開用／非公開用）
3. どこを**外に見せ**、どこを**隠す**かを決める
4. 出入り口に**門番**を置き、通してよい通信だけ許可する

## なぜ分けるのか

すべてを1つの場所にまとめて外に晒すと、DBのような**隠すべきもの**まで狙われます。

そこで、外から見えてよい **Webサーバ** は公開できる場所へ、外に出したくない **DBサーバ**（※2）は隔離した場所へ——と分けて置きます。**公開してよいものと 隠すものを分ける**、これが安全設計の第一歩です。

## ⚠️ うまくいかないとき

- **DBをうっかり公開** — 隠すべきものを外に出せる場所へ置いてしまう
- **門番がゆるい** — すべての通信を許可し、塀の意味がなくなる
- **区画を分けない** — 1つにまとめると、1か所破られたとき被害が全体に及ぶ
