初級ではAPIを「注文票」と捉えました。中級では、代表的な形式 REST を軸に、設計の勘所を見ます。
中級の解説は準備中のため、中級の内容を表示しています。
概要 — まず全体をつかむ
詳細 — 1段階ずつ追う
これは何をする係?
APIにはいくつか流儀があります。Webで最も一般的なのが REST。
- REST — URL(リソース)+HTTPメソッドで操作を表す。分かりやすく、キャッシュと相性がよい
- GraphQL — 必要な項目を、必要な形で1回で取得する(過不足の取得を減らす)
- RPC/gRPC — 「関数を呼ぶ」感覚。高速で型が厳密
アニメーション『REST API(リソースと動詞)』を開く
登場人物メモ:
- ※1 エンドポイント/リソース — 操作対象を表すURL(例
/users/1) - ※2 契約(スキーマ) — リクエスト/レスポンスの形の取り決め
仕事の流れ
- クライアントが メソッド+パス+ヘッダ(+ボディ) でリクエスト
- バックが認証・認可を確認し、業務ロジックを実行
- ステータスコード+JSON で返す
- クライアントは契約(スキーマ)どおりの形を前提に処理
設計の勘所
- バージョニング — 公開後は破壊的変更を避ける。
/v2や項目追加で後方互換を保つ - べき等性 — 同じ操作を繰り返しても結果が同じ(GET/PUT/DELETEはべき等、POSTは非べき等)
- ページング/レート制限 — 大量データは分割、乱用は制限
- 認証 — トークン(ヘッダ)で本人確認。認可でできる操作を絞る
- ステータスコードの族 — 2xx=成功/4xx=クライアント側の誤り/5xx=サーバ側の障害。まず族で切り分ける
アニメーション『HTTPステータス(先頭1桁の族)』を開く
⚠️ うまくいかないとき
- 破壊的変更 — 項目名変更・削除で、依存するクライアントが壊れる
- 過不足の取得(over/under-fetching) — RESTで余分に取る/足りず何度も呼ぶ
- N+1(GraphQL) — 柔軟な問い合わせがDBクエリを乱発させる
理解度チェック
そのまま解けます(成績は保存されません)。無料アカウントを作ると、学習の記録と進捗の山登りが始まります。
問1. 既存APIの返す項目名をいきなり変えると起きやすい問題は?
問2. Webで最も一般的な、URL(リソース)とHTTPメソッドで操作を表すAPIの流儀を答えてください。
問3. 5xx系のステータスコードが表すのは「◯◯側の障害」。◯◯に入る語を答えてください。
問4. RESTで「取得(副作用なし)」に使うHTTPメソッドは?
問5. 同じ操作を繰り返しても結果が変わらない「べき等」とされるのはどれか?
問6. ステータスコードで「クライアント側の誤り」を表す族はどれか?
問7. RESTと比べたGraphQLの主な狙いに最も近いのはどれか?
問8. 「関数を呼ぶ」感覚で高速・型が厳密、という説明に最も近い流儀はどれか?