問1. 責任共有モデルは、IaaS→PaaS→SaaSと上がるにつれてどう動くか。最も正確なものはどれ?
A. 上に行くほど事業者の担当範囲が広がるが、データとアクセス権(公開設定)の管理はどの形態でも利用者に残る B. 上に行くほど利用者の担当範囲が広がり、SaaSでは利用者がOSのパッチまで自分で当てる C. どの形態でも境界は固定で、事業者と利用者がちょうど半分ずつ負担する D. SaaSを選べば、データの管理責任も含めてすべて事業者に移り、利用者の責任はゼロになる
問2. 「データ主権(データがどの国のデータセンターにあるか)」が問題になる理由として最も正確なものはどれ?
A. 遠い国に置くほど通信が遅くなるので、速度だけが唯一の論点だから B. データが物理的に置かれた国の法律が及び、その国の当局からの開示要求や越境移転の規制を受けうるから C. データを暗号化すれば、物理的にどの国にあっても法規制は一切かからなくなるから D. 国ごとにデータの保存形式(ファイル形式)が違い、変換しないと読めなくなるから
問3. 借りた仮想サーバが実は他社と同じ物理マシンに同居しているとき起こりうる「ノイジーネイバー」とは?
A. 同じ物理資源(CPU時間・ディスクI/O・帯域)を分け合うため、隣のテナントの過負荷で自分の性能まで巻き添えで落ちること B. 隣のテナントと同じIPアドレスが割り当てられ、通信が混ざること C. 仮想化の隔離が破れて、隣のテナントから自分のメモリの中身を自由に読まれること D. データセンターの物理的な騒音で、サーバの動作が不安定になること
問4. 事業者が「使った分だけ」で貸せて、しかも各社が自前で持つより安く見えることが多いのはなぜ?
A. 料金は広告収入で賄われており、利用者の支払いは実質的に関係ないから B. クラウドのハードウェアは自前のサーバより、常に10倍以上安く作られているから C. 事業者が各利用者に専用の物理サーバを常時1台ずつ確保し、遊ばせているから D. 多数の利用者のピーク(混む時間帯)が互いにずれるため、全員の最大値を合計するより小さい共有プールで足り、高い稼働率を保てるから
問5. 「クラウドに置けば落ちない」がなぜ誤解なのか。最も正確なものはどれ?
A. 可用性はネットワークの速度だけで決まり、配置の設計とは無関係だから B. クラウドに置いた時点で、事業者が自動的に全リージョンへ冗長配置してくれるから C. 事業者が用意するのは障害を分離した区画(AZ・リージョン)まで。それらをまたいで冗長化する設計をしなければ、単一区画の障害で自分のサービスは落ちる D. クラウドのサーバは物理的に壊れることが一切ないので、可用性を気にする必要がそもそもないから
問6. 事業者固有のマネージド機能に深く合わせるほど便利だが、乗り換えが困難になる現象を何と呼ぶか。
A. 統計多重化 B. ノイジーネイバー C. ベンダーロックイン D. データ主権