初級では「電場と磁場が交互に生まれて進む」と捉えました。中級では、もう1段深く——波の形と、進む仕組みの正体を見ます。
中級の解説は準備中のため、中級の内容を表示しています。
概要 — まず全体をつかむ
詳細 — 1段階ずつ追う
波の形をもう少し正確に
電磁波は横波です。
- 電場 E と磁場 B は、互いに直交する
- さらに、両方とも進行方向に対して直交して振動する
- EとBは位相が揃って(同じタイミングで)大きくなり小さくなる
つまり、進む方向・電場の振動・磁場の振動が、3つとも互いに直角。これが電磁波の基本の形です。
進む仕組みの正体
「変化が変化を生む」を、法則の名前で押さえます。
- ファラデーの電磁誘導 — 変化する磁場が、電場を生む
- アンペール・マクスウェルの法則 — 変化する電場が、磁場を生む
この2つが手を取り合い、EがBを、BがEを、と交互に誘導し続ける。だから媒質(運ぶ物質)が要らず、真空でも伝わります。そして真空中を進む速さは一定=光速 c(水やガラスなどの媒質の中では、これより遅くなる=屈折の原因)。
周波数・波長・スペクトル
速さが一定なので、c = f λ(速さ=周波数×波長)が成り立ちます。
- 周波数 f が高い → 波長 λ が短い(光子1個あたりのエネルギーは大きい)
- 低い周波数から順に:電波 → 赤外線 → 可視光 → 紫外線 → X線 → ガンマ線
これが電磁スペクトル。同じ電磁波が、周波数の違いで姿を変えているだけ、という見方です。
通信とのつながり
- 周波数帯 — Wi-Fiは2.4GHz/5GHzなど。5Gはさらに高い帯も使う
- 高いほど速いが届きにくい — 高周波は情報を多く運べるが、障害物に弱く直進しがち
- 距離と障害物 — 電波は距離とともに減衰し、障害物では反射・遮蔽される(届き方が変わる)
- アンテナと波長 — アンテナの適切な長さは波長に関係する
- 変調 — 波そのものに情報を「乗せて」運ぶ。乗せる要素で振幅変調(AM)・周波数変調(FM)・位相変調(PM)に分かれる
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関連する知識
理解度チェック
そのまま解けます(成績は保存されません)。無料アカウントを作ると、学習の記録と進捗の山登りが始まります。
問1. 電磁波の速さ c、周波数 f、波長 λ の関係で正しいのは?
問2. 「変化する磁場が電場を生む」現象の名前に近いのは?
問3. 電磁波の「波の形」として本文どおり正しいのはどれ?
問4. 「変化する電場が磁場を生む」ほうの法則に近いのはどれ?
問5. 電磁スペクトルを周波数の低いほうから高いほうへ並べた順として正しいのはどれ?
問6. 高い周波数の電波の性質として本文どおり正しいのはどれ?
問7. 波そのものに情報を「乗せて」運ぶ操作を何と呼ぶ?(AM・FM・PMなどの総称)
問8. 真空中を進む電磁波の速さは、何と等しい?