Webのセキュリティ(全体像)— 端末以外をまとめて守る

初級の解説は準備中のため、初級の内容を表示しています。

概要 — まず全体をつかむ

サービスと利用者を、悪い人や事故から守る——その全体像がWebのセキュリティです。図の🔒の囲いは「あなたの手元(端末)以外を、まとめて守る」ことを表しています。

詳細 — 1段階ずつ追う

なぜ「端末以外」を守る?

あなたのブラウザ(手元)は、あなたのもの。でも、サーバ側から見ると手元は信用できません(中身が見え、書き換えられる)。だから大事な守りは、サーバ側でまとめて行います。

お店の防犯にたとえると、守りは1つではなく重なっています。

  • 入口の警備(あやしい人を止める)
  • 本人確認(会員かどうか)
  • 権限(バックヤードに入れるのは店員だけ)
  • 金庫(大事なものは鍵をかける)
  • 裏口の戸締まり(変なものを入れない)

守りの5つの柱

  1. 認証 — そもそも「誰か」を確かめる(ログイン)
  2. 認可 — その人が「何をしてよいか」を決める(権限)
  3. 通信の保護 — 盗み見・改ざんを防ぐ(HTTPSで暗号化)
  4. 入力のチェック — あやしいお願いを弾く(WAF・入力の検証)
  5. 秘密の管理 — 鍵やパスワードを、見えない場所に隠す

登場人物メモ:

  • 認証と認可 — 「誰か」と「何してよいか」。似ているが別物
  • HTTPS — 通信を暗号化する仕組み(鍵マークの正体)

大事な考え方「多層防御」

守りは1枚では破られます。だから何層も重ねる——入口で弾き、本人を確かめ、権限で絞り、暗号で隠す。1つ破られても、次の層で止める。これが多層防御です。

アニメーション『多層防御(層で守る)』を開く
Webのセキュリティ=層で守る(多層防御)👁 運用(ログ・監視)🛡 エッジWAF・レート制限で入口をふるいにかける🔒 通信TLS/HTTPS で暗号化(盗み見・改ざんを防ぐ)🔑 アプリ認証・認可・入出力の扱い🗄 データ保存時暗号・最小権限リクエスト各層を1つずつ通過1枚破られても、次の層で止める ── だから重ねて守る

そして根っこにあるのは「手元(クライアント)は信用しない」。フロントでのチェックは親切機能で、本当の守りはサーバ側でやり直します。

⚠️ 守りが破れると

  • 情報漏洩 — 見えてはいけないデータが外に出る
  • なりすまし — 他人になりきってログインされる
  • 改ざん — データを勝手に書き換えられる
  • 権限昇格 — 一般利用者が管理者の操作をしてしまう

「どの柱の穴か」を考えると、原因と対策の見当がつきます。

理解度チェック

そのまま解けます(成績は保存されません)。無料アカウントを作ると、学習の記録と進捗の山登りが始まります。

1. 通信を盗み見・改ざんから守るのは主にどれ?

2. 「あなたが誰か」を確かめるのが認証。では「その人が何をしてよいか」を決めるのは?

3. 「守りを1枚でなく何層も重ね、1つ破られても次の層で止める」考え方をなんという?

4. 守りの5つの柱のうち、「あやしいお願いを入口で弾く(WAF・入力の検証)」に当たるのはどれ?

5. 一般の利用者が、管理者だけができる操作をしてしまう破れ方を何という?

6. フロント(ブラウザ側)でのチェックについて、本文の考え方として正しいのはどれ?

7. 他人になりきってログインされてしまう被害を何という(ひらがな・カタカナ可)?

8. 見えてはいけないデータが外に出てしまう被害を何という(漢字4文字)?